もしもの時は計量も。デザインが目盛りになる「紙コップ メジャーメント」

この記事をシェア

画像提供:サンナップ株式会社

日常時も非常時も活用できるフェーズフリーなデザインを暮らしの中に取り入れると、わたしたちの毎日はどのように変わるのでしょうか。「紙コップ メジャーメント」は、いつもはオフィスや家庭の飲料用紙コップとして、もしものときは粉ミルクや米などの計量カップとして便利に利用することができます。その活用シーンと優れた特徴をご紹介しましょう。

いつもは華やかで明るいデザインの紙コップ

画像提供:サンナップ株式会社

いつもの暮らしの中で「紙コップ メジャーメント」が「いつ・どこで・だれのために・何を」提供してくれる紙コップなのかを具体的に考えてみましょう。

この商品はオフィス通販のアスクル向けに開発された目盛り付きの紙コップです。来客対応やミーティングなどのオフィスシーンで利用しやすい、明るい印象のデザインが施されています。

割れる心配がないことから子供のいる家庭でも使いやすく、戸外でのピクニックや家庭内のパーティーに気軽に利用することができます。食卓になじむ色使いや華やかな雰囲気でさまざまな場を楽しく彩ってくれる存在です。

このように「紙コップ メジャーメント」は、ふだんはオフィスや家庭の飲料用紙コップとして私たちの暮らしを明るく心地よいものにしてくれます。

もしもの時は目盛りつき計量カップとしても活躍

画像提供:サンナップ株式会社

次は、災害が発生した際に「紙コップ メジャーメント」が「いつ・どこで・だれのために・何を」提供できるのか具体的にイメージしてみましょう。

「紙コップ メジャーメント」には3種類のデザインがあり、それぞれ「ml/cc」「合」「カップ」の目盛りに対応しています。

たとえば「ml/cc」の目盛りつきの紙コップがあれば、電気・ガス・水道などのライフラインが停止した避難所など哺乳瓶の消毒ができない状況でも、赤ちゃんの粉ミルクやお湯、液体ミルクの計量ができるため授乳に利用できます。「合」「カップ」の目盛りつき紙コップでお米や粉・液体の量を計ることができますし、避難所のほか屋外での炊飯や調理・服薬などに便利です。

「紙コップ メジャーメント」のデザインには計量の目盛りが色や柄として融合されています。そのデザインが計量カップの準備がない場所でも“量る”ことを可能にし、非常時の私たちを支えてくれるのです。

「紙コップ メジャーメント」が持つフェーズフリーな機能とは

「紙コップ メジャーメント」が持つフェーズフリーな機能の最大の特徴は、避難生活中のさまざまな計量ニーズに応えられることです。フェーズフリー5原則のうち「常活性」の観点から考えると、いつもの飲料用カップを液体や粉・米などの計量カップとして利用できることにより非常時のQOLが大きく向上します。

たとえば、被災直後には限られた量の飲み物を平等に分ける必要があるかもしれません。また、避難所で炊き出しを行う場合には米や水のほか調味料を量る必要もあるでしょう。そういったとき計量カップの準備がなくても、「紙コップ メジャーメント」があれば“量る”ことができます。

「日常性」に関して最も評価されているのは機能面のデザインです。これは商品の特徴でもありますが、ボーダー柄が内側から透かし見て利用できる目盛になっています。

使い方や利用シーン、利用限界が分かりやすいことから「直感性」も高く評価されています。計量したいものに適したコップに自然と手が伸びるよう、3種類の柄にはそれぞれ異なる単位と液体・粒体・粉体をイメージした柄プリントされています。

一般的な紙コップと製造コストは変わりませんが、デザインによって新たな価値の創出を行い日常時と非常時の課題を解決しているため「触発性」および「普及性」も高い商品です。オフィスや家庭で使用する際に目盛りつきのデザインが話題になり、防災への意識が高まるのではないかと期待されています。

フェーズフリーな暮らしを実現する紙コップとは

いつもは飲料用カップとして、もしものときは粉ミルクや米の計量カップとして便利に利用できる「紙コップ メジャーメント」は、日常生活で心地よく利用でき、非常時にも活用できるフェーズフリーな紙コップです。

一般的な“目盛り付き紙コップ”は、病院の検査や塗料の調色などに以前から広く用いられており、病気の疑いのあるときや特定の作業を行うときなど日常から離れている私たちを支えてくれます。しかし毎日の暮らしの中でいつも利用したくなるものではないため、フェーズフリーな商品とは異なります。

「紙コップ メジャーメント」は、私たちのふだんの暮らしに違和感なくなじむ存在であると同時に、災害時における紙コップ利用法の可能性を広げる商品です。このようなフェーズフリーな商品・サービスが社会のスタンダードになれば、意識しなくても災害への備えができている安心・安全な暮らしが実現できるのではないでしょうか。