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もしもの時を心地よくするだけでなくいつもの生活のクオリティも向上させるのがフェーズフリーの特徴です。実際にはどのようにクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を高めてくれるのでしょうか。また、これまでの商品やサービスとの違いはどこにあるのでしょうか。

クオリティ・オブ・ライフ(QOL)とは

クオリティ・オブ・ライフとは「Quality of life:QOL、生活の質」のこと。私たちの毎日の暮らしの身体的・心理的・社会的・環境的な満足度を表す言葉です。“QOLが高い”とは、先ほどの4つの分野すべての満足度が高いことを表します。

フェーズフリーな商品・サービスがどのように私たちの暮らしの満足度を高めてくれるのか、他の商品と比較しながらご説明します。

“いつも”の暮らしが“もしも”も続くフェーズフリー

日常時のQOLを高める提案がそのまま非常時のQOLの向上につながる価値提案になっている、それが「フェーズフリー」の特徴です。

「従来の商品・サービス」と「防災用品・サービス」、そして「フェーズフリーの商品・サービス」が提供するQOLの変化を比較してみましょう。

従来の商品・サービスは“もしも”に弱い

青い実線で描かれている「従来の商品・サービス」は、日常時にはQOLの維持に役立っています。しかし、非常時に突入すると提供できるQOLが急激に低下。

日常が回復するにつれて提供できるQOLは元の状態に近づいていきますが、非常時には日常時と同じQOLを提供することができません。

“いつも”の暮らしになじまない防災用品・サービス

「防災用品・サービス」は青い点線で非常時にのみ描かれています。商品の特性上、非常時だけ取り出して使うため日常時のQOLにほとんど影響しないからです。

防災用品の目的は、「従来の商品・サービス」ではQOLの維持が難しい時にその機能を補うこと。非常時の生活の質を日常時に近づけることはできますが、それ以上のQOL向上を期待するのは難しいでしょう。

“いつも”も“もしも”も暮らしを支えるフェーズフリー

赤いラインは「フェーズフリーの商品・サービス」のQOLの変化を表しています。その特徴は、日常時→非常時→日常時と時間が変化しても、日常時に提供される高いレベルのQOLがずっと変化しないことです。

フェーズフリーな商品やサービスは、どうして日常時も非常時も高いQOLを提供することが可能なのでしょうか。

フェーズフリーがQOLを維持できる理由とは

フェーズフリーが常に高いQOLを提供できる理由は、フェーズフリーな商品・サービスに共通する特性を備えているから。いくつかある基本的な考え方のうち、今回は特にQOLに関わりのある「常活性」、そして「日常性」をご紹介します。

日常時も非常時も快適に利用できる

“いつも”はもちろん“もしも”の際にも快適に利用することができるという、フェーズフリーに不可欠な考え方が「常活性」です。フェーズフリーの「常活性」は日常時も非常時もその商品やサービス本来の性質を活かして利用できる性質を表します。

日常時でも非常時でも、フェーズフリーな商品・サービスにはそれぞれ利用できる場所があり、使えるタイミングや対応できる課題があって利用できる人がいます。“いつも”はもちろん“もしも”も役立つ商品やサービスです。

日常の暮らしの中で心地よく利用できる

もう一つの重要な考え方が「日常性」です。フェーズフリーでは“いつもの暮らしの中で心地よく利用することができるかどうか”を重視します。

ふだんから使いたいと思える機能やデザインかどうか、そして使いやすくてずっと利用したいと思えるかどうかもポイントです。ふだんから購入や販売がしやすいものであることも大切です。

日常時に愛用しているものを非常時にも役立てる。いつも便利に使っているものがもしもの時にもあなたを支えてくれる。そういう「日常性」を備えるフェーズフリーだからこそ、非常時も高いQOLを提供できるのです。

フェーズフリーなら“いつも”も“もしも”も心地よくしてくれる

日常時も非常時も便利に利用できるモノやサービスで、“いつも”も“もしも”も心地よくしてくれるのがフェーズフリー。フェーズフリーの商品・サービスを取り入れてみると、あなたやあなたの大切な人の暮らしがより安心で快適なものになることでしょう。

ふだんからよく使う商品やサービスについて検討する際には、「フェーズフリー」を意識してみてはいかがでしょうか。次回は使いやすい、参加しやすいフェーズフリーについてお伝えします。