もしもの変化にすばやく対応「コンパクトテーブル MULTIS（マルティス）」

画像提供：コクヨ株式会社

日常時も非常時も活用できるフェーズフリーなデザインを暮らしの中に取り入れると、わたしたちの毎日はどのように変わるのでしょうか。

コンパクトテーブル MULTIS（マルティス）は、PHASE FREE AWARD 2021で一般投票による支持を集め、事業部門のオーディエンスを受賞。「『いつも』の価値を高めるものが、『もしも』と『これから』をささえる」をコンセプトに、フェーズフリーなオフィス家具として開発されたコンパクトテーブルです。いつもは簡単に移動でき、もしもの時は人員の増減や環境の変化に素早く対応できる、丈夫で便利なオフィス家具の具体的な活用シーンと優れた特徴をご紹介しましょう。

いつでも簡単に移動できる

いつもの暮らしの中で、コンパクトテーブル MULTISがいつ・どこで・だれのために・何を提供してくれるのかを具体的に考えてみましょう。

MULTISは、簡単に移動でき、すぐにセッティングを変更できるコンパクトなテーブルです。たとえばソロワークからミーティングまで、求められる機能に応じてオフィスワーカー自身が素早く移動させ、並べ替えることができます。また、オプションの半透明パネルを活用することで、ソロワークに適した簡易集中環境をその場ですぐにセッティングすることが可能です。

従来のオフィス家具は非常に重く、設置場所の変更には業者による対応が必要でした。しかしMULTISは軽い力で動かせるので、オフィス家具のレイアウト変更で発生する手間やコストの削減につながります。

また、オフィス環境に求められる機能は、人材の流動性向上や働き方の多様化を背景として、業務の効率化やコミュニケーションの向上、働く環境に精神的な豊かさを感じられることなど多岐にわたります。

感染症の流行にも対応できるよう、執務や会議の状況・タイミングに合わせて様々な用途に利用できる家具が求められています。

コンパクトテーブル MULTISは、目的に合わせて簡単に並べ替えや場のセッティングができる家具として、日常時のオフィスや公共空間をより快適で利用しやすい環境にしてくれます。

もしもの時の環境変化に素早く対応

次は、災害が発生したときコンパクトテーブル MULTISがいつ・どこで・だれのために・どのように役立つのか具体的にイメージしてみましょう。

MULTISは、もしものときの人員の増減や利用環境の変化に素早く対応できる家具です。災害発生後のオフィスでは、被災状況や復旧の段階に応じて業務内容や勤務形態をさまざまに変化させる必要があります。また、急を要する対応が増えるため、迅速に業務の体制を整えることも重要です。

MULTISなら、必要な場所へすぐに移動できるコンパクトなサイズですし、マグネットで連結して適切な大きさのテーブルをすばやく作ることができます。

自治体庁舎等では臨時窓口の開設や相談業務に、民間オフィス等でもオフィスに留まる場合の個人の休憩スペースなど、プライバシーの保護が求められる場面でパネルオプションも活躍します。

テーブルの移動やキャスターの固定、オプションのセッティングなど、あらゆる操作が直感的でわかりやすいことも特徴です。

このように、コンパクトテーブル MULTISは、もしものときの人員の増減や利用環境の変化があっても、目的に応じて柔軟で素早い運用が可能です。

コンパクトテーブル MULTISが持つフェーズフリーな機能とは

日常時も非常時も幅広いシーンで活用できる「常活性」を備えていることがフェーズフリーな商品・サービスの特徴ですが、コンパクトテーブル MULTISで注目すべき機能はどのようなものでしょうか。

MULTISは、マーケティングからコンセプトワーク・商品設計まで一貫して「日常時の質を高めながら非常時の価値も同時に提案する」というフェーズフリーのコンセプトに添って開発された商品です。そのため常活性は非常に高く評価されています。

また、シンプルな構造や操作性により「日常性」の「機能面デザイン」でも高い評価を得ています。

利用方法を直感的に理解できる点で「直感性」が、ロビーチェアーやパーティションなどの関連商品群の開発も進んだことから「触発性」が高いのも特徴です。

また、「クイックチェンジ」「イージーウェイ」「タフネス」というコンセプトによってフェーズフリーなオフィス家具というカテゴリを明確化し、わかりやすい方向性を示したことが「普及性」を高め、人々の共感を呼んでいるといえるでしょう。

フェーズフリーなオフィスを実現する家具とは

コンパクトテーブル MULTISは、いつもは簡単に移動できる丈夫なオフィス家具として、もしものときは人員の増減や利用環境の変化に素早く対応できる家具として、わたしたちの毎日を豊かで心地よいものに変え、安心・安全を提供してくれます。

現在のオフィス家具には、多用途に利用が可能な可変性・移動性・収容性を備えているだけでなく、感染症対策やフリーアドレスなど働き方の変化に対応できることが求められています。

MULTISは、「クイックチェンジ」「イージーウェイ」「タフネス」という３つの価値をキーワードにすることで、それらが日常時だけでなく非常時にも役立つことをわかりやすく表現し、オフィス家具に求められるものに応えるデザインになっています。

オフィスワーカーが、いつもは自然な動作で簡単に家具を移動でき、かつ丈夫で長く使える。もしもの時にもいつもと同じ使い方で素早く並べ替えることができる。こういったフェーズフリーなオフィス家具がスタンダードになれば、私たちが暮らす街に、ふだんは快適に働くことができ、もしもの時は安心・安全を感じられる空間が広がるはずです。

私たちが利用するあらゆる空間がフェーズフリーになっていくことで、「危機意識はあっても備えられない」という防災上の課題も、少しずつ解決されていくのではないでしょうか。