第1部として開催された授賞式では、受賞者による対象のプレゼンテーションに続いて、賞状やトロフィーの授与、そして各審査委員による講評や期待することなどのコメントが発表されました。
写真・文:西原 真志
フェーズフリーの正しい理解と着実な拡大を目的に
2021年9⽉11⽇(⼟)に、「フェーズフリーアワード2021 授賞式」が開催されました。
会場となったのは、東京都江東区にある清澄庭園内の『⼤正記念館』。来賓、受賞者、審査委員、メディアの皆さまなど多くの⽅々にご列席いただきました。
フェーズフリーアワードは、応募対象の評価や賞の授与にとどまらず、より多くの⼈々に「フェーズフリー」への参加を促し、認知や理解を正しく、そして着実に拡⼤していくことを⽬的に、今回第1回⽬としてスタートしました。
第1部の授賞式では、「フェーズフリー」についての知⾒を社会に還元することを⽬的として、アワード対象の発表・授与と、各受賞者によるプレゼンテーションならびに各審査委員からの論評やコメントが紹介されました。
第1回目の受賞者発表
「フェーズフリーアワード2021 授賞式」は、実⾏委員⻑の下川⼀哉による開催への感謝の気持ちに加え「まだ黎明期である『フェーズフリー』に関する考察と理解を深め、挑戦や提案を通してその⼿法や領域の多様性を広く共有するため本アワードを開催した」という開会の挨拶に始まり、続いて内閣官房国⼟強靭化推進室五道次⻑をはじめ8名の来賓の紹介が⾏われました。
そして、実⾏委員会審査担当の松崎より審査の流れや評価⽅法について説明され、緊張感がただようなか授賞式がスタートしました。この授賞式の模様はライブ配信され、多くの⼈がリモートで参加・視聴しました。
授賞式では賞状やトロフィーの授与に加え、各賞の受賞者⾃⾝による受賞対象のプレゼンテーション、また各審査委員からのコメントや感想が発表されました。
まずは<アイデア部⾨>から発表されました。オーディエンス賞の『フェーズフリー個別化フットウェア』と『もくちくの森』、続いてGOLD賞『まちへん』、SILVER賞『Moving e』、BRONZE賞『あっと!』が受賞しました。次に<事業部⾨>が発表されました。オーディエンス賞は『ふれあいの⾚いエプロンプロジェクト』と『MULTIS』。そして、GOLD賞『PHASE FREE CONCEPT&GUIDEBOOK for School』、SILVER賞『IKE・SUNPARK』、BRONZE賞『ASICS RUNWALK』が受賞しました。列席者は各受賞対象に込められた狙い、評価されたポイントなどに興味深く聞き⼊りました。また会場⼊り⼝付近には各受賞対象の現物やパネルが設置され、多くの⼈が閲覧しながら活発な議論が展開されました。
各賞の授与ならびに受賞対象の紹介
フェーズフリーアワード2021の授賞式では、<アイデア部⾨><事業部⾨>それぞれにおいてAUDIENCE賞が2組、そしてGOLD・SILVER・BRONZE賞が各1組ずつの受賞が発表され、リラックスした雰囲気の中で式が執り⾏われました。
各受賞者は、壇上で受賞の挨拶の後、スクリーンに資料を投影しながら受賞対象への想いや狙い、開発秘話や「フェーズフリー」に対する考えといった⾃⾝の受賞対象に関するプレゼンテーションを⾏いました。
そして、各受賞者には審査委員から賞状やトロフィーの授与が⾏われ、最後に審査委員からの専⾨的な視点からの受賞対象に対する評価や、今後の展開への期待などが語られました。
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