この記事をシェア

フェーズフリーを着実に世の中へ広め安心で豊かな生活を実現させるためには、フェーズフリーデザインを評価し、その方法を伝えて正しい認識・理解を促進することが必要です。

フェーズフリーデザインに対する公平で正確な評価があることによって、メーカーやサービス提供者あるいは利用者もフェーズフリーという価値をさらに利用しやすくなります。

フェーズフリーデザインの評価方法の概要をご紹介します。

フェーズフリーデザインの評価軸

フェーズフリーの価値を評価する際には、日常時と非常時における「汎用性」と「有効性」の指標に基づいて評価の検討を進めます。その評価は以下のふたつの評価を軸として行われます。

➀汎用性の評価

汎用性の評価とは「日常時・非常時にどのくらい幅広いシーンで役立つか」を評価することです。「汎用性が高い」とは商品やサービスを利用できる人や場所、タイミングや使いみちが幅広いことを表します。

②有効性の評価

「有効性」の評価とは、その商品やサービスが「それぞれのシーンでいかに高い機能を発揮するか」を評価することです。「有効性が高い」商品は提供できる価値が高く、私たちのQOL(Quality of life:生活の質)を向上させてくれます。

評価軸の組み合わせによる総合評価

総合的な評価とは、フェーズフリーデザインを「汎用性」と「有効性」のふたつの軸の掛け合わせにより評価することです。

一般的な商品と比較する場合、たとえば「汎用性」が高く「有効性」が低い商品は、幅広いシーンで利用できるものの機能が十分でない商品やサービスといえます。

同様に「汎用性」が低く「有効性」が高い商品・サービスは、機能には満足できても利用シーンが限定されることになるでしょう。

フェーズフリーデザインに求められるのは、「汎用性」と「有効性」の両方を組み合わせた評価が一般的な商品・サービスの評価を相対的に上回ることです。

総合的な評価を行うことによりフェーズフリーな評価の適用範囲が明らかになり、認証評価の基準策定や効果的な商品開発の促進につながります。

フェーズフリーデザインの価値は汎用性と有効性の評価で明らかになる

フェーズフリーデザインの価値は、日常時と非常時における「汎用性」と「有効性」のふたつの指標に基づいて検討されます。

その商品やサービスが「日常時・非常時にどのくらい幅広いシーンで役立つか」という汎用性と「それぞれのシーンでいかに高い機能を発揮するか」という有効性がふたつの評価軸です。

総合的な評価として、汎用性・有効性の評価とベンチマーク商品の評価を相対的に比較。ベンチマーク商品と同等かそれ以上の評価を得た商品・サービスをフェーズフリーなデザインとして評価し、価値をわかりやすく表しています。

フェーズフリーデザインの評価を通じて、フェーズフリーの価値が正しく理解され、着実に世の中に広まることで安心して豊かに暮らせる社会の実現につなげることができればと考えています。